志望動機を考えないで面談に挑むって、ホント!?
看護師さんの平均転職回数は、3回と言われています。
おそらく多いパターンは、新卒看護師としてバリバリ経験を積んでいく病院が1つ目。
しばらくすると結婚や出産など生活環境の変化があり、残業ができない、夜勤ができないという理由で初めての転職をする病院が2つ目。
ママさんナースとして2つ目の病院で活躍し、子育てが落ち着いた段階で最後に選ぶのは『自分の目指す看護』が実現する環境。おおよそ、このような流れになるのでしょうね。
確かに、担当させていただいた看護師さんでも、こういった流れで転職活動を行う看護師さんは多くいらっしゃいました。
しかし…中には転職回数がとても多い看護師さんもチラホラ…。転職回数が多い方だと、新卒で3年経験したあとにも、2~3年で転職を繰り返す方。また、1ヶ月未満だから履歴書には書かないけど、実は数えきれない程転職を繰り返す方など。
こんな看護師さんは、転職活動に非常に慣れていらっしゃいます。しかし、慣れ過ぎて『えっ!?』と声を上げてしまいたくなるような面談感覚をお持ちの看護師さんもいらっしゃるので、一部ご紹介いたします。
■志望動機ってどうしたらいいですかね?
履歴書を書く際に一番気をつけて欲しいこと。それは、空白を作らないことです。
最後の希望欄については、特筆すべきこと(寮希望、託児所希望、時短勤務希望など…)を除いて書く必要はありませんが、その他の項目はきちんと埋めて提出するのが、社会人の常識です。
その常識を覆すような話ですが、『志望動機が思い浮かびませんでした~。』と、面談前に履歴書を見せてくださる看護師さんがいらっしゃいます。
志望動機が思い浮かばないならば、なぜ今ここにいらっしゃるのでしょう?と、こちらも思わず聞きたくなってしまいます。
採用する側だって、志望動機がない方を採用したいなんて思いませんよね?看護師さんが引く手あまたなのは重々承知ですが、それでも採用側だって選んで採用しています!
自分がどうしてこの職場を志望したのか、きちんと相手に伝わる理由をご自身の言葉で考えてください。面談でも志望動機は必ず聞かれます。その場で思いついた付け焼き刃の志望動機では、面談最中にボロが出てきてしまいます。
多くの看護師さんは、履歴書を作成する作業は慣れないことだと思います。だからこそ、ゆっくり時間をかけて、丁寧に書いていくものですよね。それは正しい姿です。
字が綺麗、汚いというのは二の次の問題です。字が汚くても、丁寧に書いたことが伝わる履歴書であれば、履歴書を受け取る側にもその思いは伝わります。反対に、殴り書きでいかにも適当に書きましたという履歴書も、しっかり伝わってしまいます。
中には誤字をグチャグチャと消して、そのまま持っていらっしゃる方も…そんな書き方をする方を採用したいと思いますか?履歴書はあなたの性格をうつすものですから、丁寧に仕上げましょう。
■面談に相応しくない格好で登場
面談は、初めて会う者同士がその決められた時間内でお互いの良し悪しを見極めるという、お見合いのようなものです。
相手に少しでも良い印象を持ってもらいたいと思うのは、当たり前のことですね。しかし、面談に相応しくない格好で面談に挑まれる看護師さんも中にはいらっしゃいます。
例えば、ポロシャツにチノパン。仕事を抜けだしていらっしゃったのかしら?と、思ってしまいますよね。面談の基本は、スーツ着用です。もしスーツをお持ちでなければ、ジャケットを着る、カーディガンを羽織るなど、TPOをわきまえた服装でお越しください。
髪の毛の色、爪、メイクもほどほどに整えていらっしゃるのが良いでしょう。
服装同様に、清潔感もとても大切です。ゴミやペットの毛などがスーツに付いていると、せっかく折り目正しい格好をされていても意味がありません。
服装で選考結果が決まる!と言っては言い過ぎかもしれませんが、トータル評価でマイナスポイントは避けられませんから、服装、清潔感ともに今一度面談前にチェックしましょう!
面接は転職のプロに相談しながら、しっかりと対策することがおすすめです。