どちらが採用する側でしたっけ!?
面談を受ける上で、社会人としての最低限のマナーはわきまえているつもり!ですが…つい話が盛り上がり過ぎて暴走してしまったり、言葉遣いが普段使いになってしまったり思わぬところで落とし穴があります。
今一度しっかり面談の対策をして、内定を掴みにいきたいものですよね。
面談で、色々な失敗談を見てきたコンサルタントの『これは失敗だな』と思う場面をご紹介いたしましょう。
■面談中の上から目線
面談は多くの病院が看護部長、事務長の2名が出てきて選考をしてくださるところが多いです。
経験豊富な看護師さんは、看護部長が年下というケースも少なくないですよね。すると
ついつい『へぇ、そうなんだ~。』『残業って、少ない?』など、つい言葉遣いが普段通りになってしまう看護師さんもチラホラいらっしゃいます。どちらが面談をしてもらう側か分からなくなりますよね。
更に、見学中に病院のやり方に難癖!?を言われる看護師さんもいらっしゃったりします。
『使い捨てエプロンじゃないんですね。それって衛生的にどうかと思いますけど。』って…
そんな面談、見学をされる看護師さんが晴れて採用になるものでしょうか?
『この人、色々な意見を言ってうちの病院を改革してくれるかも!!』と、なりますか?
おそらく、NOです。『この人を採用したら、職場の雰囲気をかき乱す。』と思われる可能性の方が高いです。
ご本人なりのコミュニケーションの取り方なのかもしれませんが、本来の姿を見せて良い時と、見せるべきではない時の使い分けをきちんとしましょうね。
面談の最後に『質問はありますか?』と、必ず聞かれますよね。まったく質問がないというのも病院に興味がないと思われて嫌だし、一体何を質問しましょう…という看護師さんが相対的には多いです。
しかし中には、あれもこれもと思いつくままに全て質問される看護師さんもいらっしゃいます。『給与はどのくらいですか?残業はありますか?勉強会はありますか?委員会はどのくらい担当しますか?人間関係は良いですか?休み希望はどのくらい出せますか?長期連休はありますか?有給消化率はどのくらい・昇給はどのくらいありますか?』などなど…気になることもたくさんあると思いますが、全て直球の質問をすることが良いとも言えません。お休みのことばかりにこだわれば、仕事よりもお休みや自分の都合を優先する人と思われるでしょう。
給与や昇給のことばかり聞けば、他で好待遇の求人があればすぐ転職してしまうとも思われてしまうかもしれません。
いくつか聞きたい質問は事前にまとめ、全て面談の時にするのではなく、見学の時に投げかけてみたり、紹介会社の人に聞きにくい質問はお願いするなど上手に面談対策を行ってくださいね。
■看護師資格があれば内定する時代は終わった!?
看護配置が導入された頃は、急性期病院を中心に7:1の加算をとりにいこうと、どの病院も躍起になって看護師の採用を行ってきました。
確かに、看護師が常に足りている病院というのはとても少ないと思います。しかし、一方で看護師資格を持っていれば誰でも採用してもらえるという時代も、終わりを迎えているように感じます。
長く勤めてもらえる看護師の採用をしたいのは、どこの病院も同じ思いです。少しでも懸念に残る点があれば、不採用とすることだってあります。看護師は面談に落ちることはないと高をくくって、面談対策を行わずに不採用となってしまえば目も当てられません。
良い病院から、良い結果を得られるよう、紹介会社の人とともにきちんとした面談対策を講じてまいりましょう。
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