民間病院で感じるギャップ
大学病院や公的病院から転職する方。
もう三次救急や、勉強する環境は嫌!と思うと…
転職先は民間病院を選択することが多いでしょう。
民間病院は新卒を最小しているよりは、既卒者のみの採用を行っている病院が圧倒的に多いです。
大学病院、公的病院で急性期を経験してきた看護師さんは、喉から手が出るほど欲しい人材♪
しかし大学病院などから民間病院へ転職すると、色々な壁があるんです。
今までの当たり前が通じない
大学病院、公的病院で使用してきたディスポーザブルの物品。
転職した先でポイっと捨てようとしたところ…「あ、それ滅菌してまた使うよ!」と言われた…と驚く看護師さんが多いです。
例えば経管栄養も、今までは経管栄養バッグだったものをそのままつなげばよし…だったのに、転職先では、まさかの注射器タイプ。
ドクターの好みでチョイスされている病院もあるようですが、コスト面では注射器タイプが一番割安なんだとか。
民間病院は、コスト重視!コスト第一!
コスト削減を追求するあまり、ディスポのエプロンも廃止、ディスポの手袋だって上司が目を光らせてるなんて病院も耳にします。
今までは、何も気にすることなくポイっと捨ててきたものが「これって、捨てていいんだっけ!?3回使ってからだっけ?」と、いらない気を回す必要があることも。
でも民間企業では比較的どこでも「あるある」の話。
今までの環境が幸せだったと思って、当たり前のレベルをぐっと下げてみることも転職には必要なんですよ~。
委員会がない
大学病院では数多くの委員会活動や、教育委員会が乱立してますよね?
気づけばすぐに自分の持ち回りが回ってきて、また1年拘束される…って、どんよりした気分になったことありませんか?
民間病院、特に療養、精神科を中心に委員会は必要最低限のみという病院も少なくありません。
医療安全、感染など厚生労働省から指導があるもののみ…ってことですね。
教育員会もない、勉強会は外部の業者さんが説明にくる程度で1~2か月に1回。しかも時間内に実施。
なんてことも多々あります。
業務以外に縛られたくない!って看護師さんには、夢のような組織ですよね(笑)これをラッキーと思うか、物足りないと思うか。
少しでも「勉強は続けていきたいな」って考えている看護師さんには、まったり病院、プライベートとの両立ができる病院を選ぶ前に、改めて何を重視するか考えましょう。
結局業務がスマートということは、すべきこと、やりたいこともスマートに削られていくということ。
それがプライベートとの両立というのか、もしくは必要なものは多少の時間を使っても学びと思って求めるか。
あなたならどちらを選びますか?