看護師の資格を活かす!保健師の仕事
保健師とは?
保健師とは、学校や企業などに滞在しながら、人々の健康維持のためにサポートをする役割の仕事です。学校での保健師は学生を対象に働きかけますが、産業保健師や地域の保健師の場合には、様々な年齢層の人に働きかけることになります。人々が健康に生活することができるように生活支援を行ったり、健康のための指導をしていきます。
保健師になるための資格
保健師になるために必要な資格は、保健師免許と看護師免許の両方が必要になります。どちらも国家資格で、国家試験を受けるためには、4年制の看護大学などを卒業する必要があります。看護師の資格でできる仕事というと、病院やクリニックなどでの看護の仕事が多く想像されますが、さらに保健師の国家資格も受けてスキルアップすることにより、保健師として働くことができるのです。
保健師の給料
保健師の給料は、働く場所によって様々です。民間の企業などで働く場合には、看護士と保健師の2つの資格を所持していることから、年収500万円も夢ではありません。学校に滞在する保健師として働く場合には、民間の企業に比べると年収は減りますが、公務員として働くことができるメリットがあります。公務員は年収はそれほどでもありませんが、福利厚生などが充実していることから、人気を集めています。
看護師として働く場合には、残業や重労働、夜勤なども発生しますが、保健師であれば、決められた時間内で働くことができることから、私生活との両立を求めて保健師を希望する人も多いようです。
保健師のニーズ
看護師は、多くの医療現場で看護師不足が問題となっていることから、ニーズも高いものとなっています。保健師は、看護師不足のような問題はないため、看護師のニーズとは変わってきますが、これから先、ニーズが高くなる職業のひとつとして考えられています。これまでは、病気になったら治療するという概念で病気に対して対応してきましたが、最近では病気になる前に健康管理を行って、病気を未然に防ぐということが注目されつつあります。そのため、病気予防のための健康管理の指導などを行うことができる保健師のニーズは、これから先の将来、高くなると考えられているのです。