【グループ病院編】中央医科グループの特徴と評判

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■中央医科グループの特徴

板橋中央医科(イムス)グループ、戸田中央医科グループ、上尾中央医科グループの3グループをまとめて「中央医科グループ」と呼びます。「西の徳洲会、東の中央医科グループ」と呼ばれる日本医療界の一大勢力。急性期~療養・介護まで幅広い領域を手がけており、約100病院と50介護施設からなります。「○○中央総合病院」という病院名がつくのはこのグループである場合がほとんど。

「中村三兄弟」が設立したグル―プで、長男が板橋、次男が戸田、三男が上尾の理事長を務めています。

 

■中央医科グループで働くメリット

1.福利厚生が充実している

中央医科グループは、ほとんどの病院が託児所・寮を完備!託児所は24時間託児所が多く、ママさんナースが働きやすい環境づくりに力を入れています。環境面だけではなく、復職支援のセミナーを開催している病院も多いようです。

子育てをしながら働きやすい環境が整っているせいか、新卒で大学病院や赤十字といった超急性期病院に入職された看護師さんが、結婚・出産をきっかけに中央医科グループに転職するケースが多いです。

 

2.研修体制が充実している

グループが巨大なだけに、独自の研修体制が充実しています。各病院の研修だけではなく、グループの研修施設を持ち、定期的に専門的なスキルを磨く機会を提供しています。ただ、ママさんナースが多いこともあり、「一律に高度な研修を提供する」というよりも「各自の状況に合わせて研修を受けさせる」という柔軟な対応をしているようです。

また、自分の病院・施設では身につけられないスキル・知識を学習したい場合には、半年程度ほかの系列病院・施設に留学する制度もあるので、幅広い経験を積むことが可能です。

 

3.さまざまなタイプの病院・施設を運営している

長い年月の間には、生活環境の変化にともなう引越しや興味の移り変わりがあって当然です。ただ、その度に転職をするのはリスクが高く、なによりも疲れます。

中央医科グループでは、こういった異動にも柔軟に対応していますので、転職のリスクを冒すことなく働くことがあります。

退職金や昇給の面からも、長い目で見ると嬉しいポイントです。

 

■中央医科グループで働くデメリット

1.給料が安い

「環境は良さそうだけど、給料が安いので辞退します。」これが中央医科グループを断る看護師さんの典型的なパターンです。残念ながら給料水準は平均よりもやや下。特に、准看護師の方の給料水準は、ちょっと可哀そうになってしまうほどです。

給料を重視する看護師さんには、はっきり言ってオススメできません。給料よりも、経験や家庭との両立を重視したい方には良いのですけどね・・

 

3227e5d871e0db5786833e651899fd3b_s2.イベントが盛りだくさん過ぎる

職員の一体感は大切ですが、それもいき過ぎると職員にとっては迷惑です。

中央医科グループで有名なのは、大運動会。

例えば、板橋中央医科(イムス)グループでは毎年4000人を超える職員を集めて、大運動会をおこなっています。都内の病院であればまだしも、東北や北海道からわざわざ参加する職員の方からは、その遠さに毎年不満がもれるとか。

しかも、参加するメンバーはかなり練習(もちろん時間外)をつまなければならないので、毎年「私は参加したくないから、勤務に入れて!」と運動会当日のシフトをめぐって争いが起きるそうです。

 

3.意外に運営体制がずさん??

ちらほら、気の抜けたミスをするのもこのグループの特徴。最近では、イムスグループの高島平中央総合病院が、1年半にわたり「ニセ医者」を健診のアルバイト雇っていたことが発覚して問題になっていました。

これだけの規模のグループであれば、きちんと医師免許を確認するのが当たり前ですが、意外にずさんなのが、このグループの特徴かもしれません。

ただ、人事担当者や看護部長をはじめとして「いい人」が多いので、働きやすい環境だとは思います。

 

全国合わせると非常に多くの職員が活躍しており、多くのスタッフは大なり小なりの不満はあれど、グループ内で活躍しているのでその職場に満足して働いています。

確かにトータル的に福利厚生などを考えると、働きやすいと言える職場環境が多いのも確か。

しかし、プライベートなどで時間的な拘束などがなく、とにかく稼ぎたい方や、高度医療を学びたいという方には、少々不満な面もあるのは確かかもしれませんね。

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