結婚や出産と同時に仕事を退職し、まだ子どもは小さいが仕事探しをされているママさんナース
は多くいらっしゃいます。そんなママさん看護師が転職の際に見るべきポイントとしては、院内保育所があるか、
育児短時間勤務制度はあるかなどになるでしょう。
しかし、注意しなければいけないのは条件としては設定されていても、
実際に利用されていない施設が残念ながら多いということです。
出来れば転職サイトの担当者などを利用して、実際にどの程度、子育ての制度が利用されているかを調べてもらいましょう。
更に、施設が子育てにどれくらい理解を示してくれるかを知るために、子育て中の看護師の割合
などについても確認しておいてもらうと良いでしょう。保育所については事前に見学しておくこともオススメします。
日本の少子高齢化が進む中で、働きながらでも子育てが出来るように配慮した法律の整備がどんどん進められています。
まず、産前の約6週間と、産後の8週間の休暇が法律で認められています。その間は無給ですが
健康保険から給与の60%が支払われるシステムになっています。また、産後1年半は育児休暇を取ることが認められています。
しかし、みなさんがトイレに急いでいて信号無視をすることがあるように、余裕がなくて法律を守っていない施設もあります。
大規模な病院であれば法律で決められた休暇をきちんと守っているところが多いようで、
独自の子育て制度を持っているところや、こどもが一歳になるまでは夜勤無しなどの制度が
あるところもあります。
一方で、小規模のクリニックなどでは十分な休暇を取れずに、その前に復帰されているような例もあるようです。
このあたりも、内情まできちんと確認しておけば、我慢しながら働いたりすぐに辞めなければならないということもありませんね。
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