訪問看護とは、患者さんが病院に来院するのではなく、看護師が患者さんの自宅に訪問して看護ケアを行うことです。リハビリが必要など個別の事情がある際には、理学療法士や作業療法士が訪問するケースもあります。
具体的な仕事内容としては、以下が挙げられます。一般的な病院での仕事と比較すると、介護ケアの業務が多くなっていることがわかると思います。
夜勤が無い職場というと、小規模診療所や美容クリニックなどをイメージされることが多いですが、訪問看護もその一つです。従って、小さな子供を持つ看護師さんにも人気がある職場です。
しかし、一般の病院で働いているナースには「病院と違うので未経験だと難しそう」というイメージを持たれていることも多いようですが、訪問看護に転職してくる人の多くが未経験です。施設にもよりますが、きちんとした教育制度を整えている転職先を選べば、それほど不安に思うことはないでしょう。
現在訪問看護を頼る患者さんは増えており、平成23年の厚生労働省の調査では、直近の10年で利用者数は52%増となっています。更に、「重度」「最重度」とカテゴライズされる病状の不安定な人の利用が増えていることも特徴です。
また、5人未満の小規模のステーションでは経営が不安定なところも少なく無い状態で、キャパシティ以上の患者さんを受け入れることで何とか経営しているという職場も存在しています。中には、24時間稼働できるようにスタンバイしているスタッフや、徹夜で出勤しなければならない職場もあるようです。
転職する際には各職場の仕事の実態をきちんとエージェントに調査してもらい、選考に進まれることをお勧めします。
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