看護師さんの職場探しで最も重要なのが、どの条件を大事にし、どの条件をあきらめるかという優先順位を
決めることです。部屋探しであれこれこだわりすぎて全く決まらなかったという経験はありませんか?
給料が高くて、残業が少なくて、人間関係が良い、などの誰もが希望するような施設には応募者が殺到します。
「給料は多少低くても良い」「三交代でも我慢しよう」「通勤まで遠くても仕方ない」など、
譲れるポイントをたくさん持っている方が幸せな転職が出来るでしょう。
以下に代表的な条件のポイントを記載しますので、それぞれについて希望と、優先順位をを書き出して見ましょう。 その他にも条件があればメモしておくと良いでしょう。
これらの項目を自分でしっかり洗い出した後で転職サイトに相談するのが理想ですが、なかなかそんな時間を確保するのは大変でしょう。 そういう方は、これまで多数の転職をアドバイスしてきたコンサルタントの方と話をしながら 整理してもらうのが最も効率的でしょう。
お金に重点を置いて仕事を探したいという場合、給与の見方には注意が必要になります。
給与の提示の仕方は施設によって様々で、基本給だけのところやモデル給与を記載しているところ、
年収で提示しているところなど様々です。
まず注意したいのは年収で提示しているところです。
年収の場合手当てからボーナスまで全て含めた計算になりますので、一見高く見えてしまいます。
また、ボーナスを含んでいない場合にはボーナスの計算の仕方にも注意が必要です。
ボーナスは基本給×○ヶ月で計算することが多いですが、基本給だけでなく資格手当てなどを含めて計算するところもあります。
更に、基本給はボーナスだけでなく退職金制度があるところではそれにも影響します。
どちらにしても提示されている金額だけで判断するのは危険です。直接確認するのは難しい部分ですので、
コンサルタントに実際の事情を調べてもらい、
モデルの給与を計算してもらうことをオススメします。
施設によっては平均の残業時間などを明示している所もありますが、
これも正確な数値として受け止めてしまうのは考え物です。
病院としては正直には出したくないデータであることは間違いないので、少なめで提示している場合もあるでしょう。
求人サイトであれば、転職をサポートした人が現役で働いているおり、連絡をとって調査してくれることがありますので、
可能であれば調べてもらいましょう。
それから、働きやすい職場かどうかの基準として、離職率も重要な数値とみて良いでしょう。
こちらも、病院の内情にまで踏み込める転職サイトから調査してもらうと良いでしょう。
多くの施設は休日を「週休二日」や「4週8休」と記載していますが、週に2日休みがあることはいわば当たり前で、 重要なのはそれ以外の夏季休暇、年末年始などのイレギュラーの休暇をきちんと取れるかどうかです。 年休の消化率についても、転職サイトから調査してもらいましょう。
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