5月、6月のこの時期は、扶養内や非常勤の勤務を希望している看護師さんの転職相談に乗ることが多いです。
お子さんの幼稚園や小学校が始まり、1~2ヶ月経過してそれぞれの生活も落ち着いてきたこの時期。
子育てから少しの時間開放されたママさんナースのみなさんが、お子さんがいない時間を見て働きたい…と。
すごく理解できる環境と、時期ですよね。
さてそんなこの季節。
一番求人数が少ないのが、管理職の求人です。
管理職求人は4月が一番少ない?
大学病院や公的病院始め、年度が4月にスタートする病院は多いですよね。
様々な体制が変わるのは、やっぱり年度始めの4月。
看護部の体制が大きく変わりがちな4月入職に向けて、管理職の求人が出てくるケースが多いです。つまり、管理職求人を探すには、4月入職に向けて探しましょう!ということ。
一般のスタッフと違い、管理職は退職交渉の期間も一般的には長いと言われています。
4月入職でも、前の夏頃から退職交渉を進めていく管理職の方が多いのも事実。
退職の打診があれば、後釜探しも視野に入れなければなりませんから、管理職の求人は、意外と半年ほど前くらいから出てくるのです。
一方、4月は看護部の体制も新たに整ったばかりの時期。
慢性期的に管理職が不在の組織を除いては、4月~6月頃までは年間でも一番管理職の求人が出にくいものです。
管理職求人はどう探す?
病院のホームページを見ても、管理職募集!なんて記載、普通ありません。
だって、管理職を絶賛募集中の病院で、普通の看護師さんは働きたくないですよね?
病院もそれは百も承知だから、管理職求人を表立って行うことは少ないです。それはハローワークに掲載することも、同じ。
では、どうやって管理職の求人って探すの?
多くの管理職の方は、業界の繋がりを利用して声がけをされている方が多いです。
もちろん看護部長や師長などの管理職は、内部をよ~く知っている看護師が着任することが好ましいですなら、長く中で働いてきた、内部登用が好ましいです。
とは言え、どうしても管理職への引き上げが難しい場合は、知っている看護師で相手のマネジメントを理解している方を採用するのが、病院にとってもベスト。
しかし…
タイミングよく、さらに病院が求めている人材が簡単に見つかることも少ないですよね。
ではどうしたら良いか?
紹介会社では色々な病院の人事部とやり取りをし、更に面談で一緒に病院に伺います。
管理職が代わったり、看護部長が面談に出て来ない…という管理職不在の病院も、目ざとくチェックしています。
そういった病院へ、管理職求人の打診を1つ1つ行っておりますので、紹介会社への問い合わせは、意外と管理職求人探しの近道とも言えます。
管理職求人探しの上で必要な資格
長く1つの病院に勤め、さらに管理職をしていると…
ファースト、セカンド、サードなどの資格取得をしていないまま、管理職に就いている方も少なくないです。
しかし転職活動をなると、話は別。
管理職としての実績をよく分からない初対面の場で、保有している資格はしっかり物を言います。
時間もお金もかかる資格取得ですが、それでも尚取得に向けて努力した…という裏打ちがあるから。
資格があれば誰でもいい!とは言いませんが、近年ではファースト以上なければ、管理職求人を探すことは安易ではないのです。
もしいずれの転職も視野に、今後のキャリアを考えている看護師さんがいらっしゃれば…
是非資格取得も機会をみて挑戦していただきたいです。
byハチ