役職ごとに変化する看護師の給料
看護師の給料は、地域や経験年数、働く病院や施設などによっても異なってきます。また、看護師の給料は、役職によっても変わってくるのです。役職の中には、看護師としての仕事を経験してきたからこそ得られる役職もあれば、新卒や新人であることから役職を選べないということもあるでしょう。
看護師の給料を比較する前に、まずは看護師には、どのような役職があるのかを見てみましょう。
看護師の役職
看護師の役職には、現場で働く准看護師や看護師だけでなく、現場の責任者となる看護師長や総看護師長などの役職があります。また、病院の中には、看護師だけでなく、作業療法士、理学療法士、栄養士、薬剤師、薬局長、歯科医師、医師、そして医科長や病院長、副院長があります。こういった人たちがチームワークを組み、それぞれの現場を仕切っていくことにより、病院というシステムが成り立っているのです。そして、同じ病院でも、こういった役職によって給料も変わってくるのです。
病院の中で最も給料が高いのは?
病院の中で最も給料が高い役職は、病院長になります。病院長は、病院で働くスタッフのマネジメントを始め、患者さんの安全を確認したり、適切な治療が行われていることを確認するなど、病院全体の安全に対する責任を持つ仕事になります。最も給料が高いのは、こういった責任の重さとも比例しているのです。
看護の現場で最も給料が低いのは?
看護の現場でも病院全体と同じく、看護師全体の責任を持っている総看護師長の給料が最も高くなっています。「総看護師長」という役職名が給料を上げているのではなく、現場で働く看護師の教育や看護の内容、患者さんの安全など、総看護師長が担う責任も給料と比例しているのです。