そろそろ1月入職を目指している看護師さんの転職活動が佳境に入ってきました。
夏、冬ともにボーナスの後は、転職希望者が増えるものです。
これは例年の流れなので、痛い時期ではあるものの各看護部長も多少の人員の流出は織り込んでいるものですよね。
1月と言えば、お正月。
1~3日まで月初早々よりお休みが続くのですが…ここはお休み?それとも出勤?
シフト状況によっては、入職日をずらしたいかも…なんて考える看護師さんに向けたお話です。
入職日にベストな日は?
一般的に、毎月1日を入職日にする看護師さんが多いですよね。
各病院ともに、月末まで有給消化をしてそのまま1日から勤務という希望が多いです。
健康保険も毎月月末に在籍していたところで支払うことになるので、多くの方は月末まで在籍していることを希望しております。
受け入れる側の病院も、シフトが新しくなる1日は受け入れやすい日なので、法人でも常勤入職は1日のみ…なんてルールがある病院もあるほどです。
あとは給与やシフトの締めのサイクルに併せて、16日入職、20日入職などの病院も少なくありません。
入職日を給与に合わせるメリットとしては、初月の給与が満額いただけること!これに尽きます♪
できれば法人の入職日に併せて調整することをオススメします。
もっとも常勤は毎月1日入職のみ…なんてところでは、月度の途中で入職した場合は非常勤からスタートするケースもあります。
法人によって、入職日のルールは様々。
ただ気をつけなければならないのは、自分としては20日入職がよかったから入職を決めたところ、蓋を開けてみたら1日入職しか常勤はできなかったので非常勤になってしまった…なんてケース。
聞いていた話と違うと揉めることがあります。
このケースは、面談時に案内しない法人も悪いですし、確認しないあなたも悪い。
お互い様なので、まずは法人の定めるルールに従うしかないですよね。
コンサルタントとしては、非常に繊細な問題だと思っているので必ず面談の最後に入職日の希望と、法人のルールを確認するようにしています。
入職日をずらしたい
入職初日が日祝の場合。
総務がお休みのことも多いので、入職日を月曜にずらすことがあります。
この場合、法人により対応は様々。
日祝は公休スタートとして、1日付けの入職で、初出勤を週明けにするというわけ。
このメリットは給与が公休分も付与されるので、初月の支給額が増えるということです。
一方日祝スタートだから、入職日を週明けにずらしましょう…というケースも多いです。
週明けスタートのメリットは、入職月の公休数が減らない。ただ日割りで給与が計算されるため、初月の給与が天引きされてしまうことですね。
どちらもメリット、デメリットがあります。
だからこそ、きちんと確認しなければなりません。
また最初に決めていた入職日を、諸事情あってずらしたい…という看護師さん、意外と少なくありません。
多いのは初日にお子さんが発熱してしまって、行けなくなてしまった…
有給を消化していたら、退職日が思っていた日と違っていた…
予定が入ってしまったため、だったらいっそのこと1週間ずらします…
など。
どれも分かります、理由もあなたの気持ちも。
1つめのお子さんの熱発については、百歩譲って仕方ないとしましょう。本当によくあるお話なので。
しかし2つ目、3つ目については自己都合で急遽入職日をずらしたいってことですよね。
それは入職をお願いしているお立場としては、非常に勝手です。
スケジュール管理ができない人…と、言ってしまっているようなものです。
新しい職員を受け入れるために、受け入れる側はシフトを調整しています。
プリセプターの配置や、相談役の配置。管理者が必ず出勤しているようにする…など。
入職日を簡単にずらすことができたつもりでいても、いざ新しい入職日に病棟に行ってみたら全く受け入れ体制ができていなかった…なんてことで、早期退職した看護師さんがいらっしゃいました。
ご自身の勝手で入職日をずらし、受け入れ側のシフトまで混乱させて、更に受け入れ体制が整っていないとは…勝手な話だと思いませんか?
もしあなたが受け入れ側の看護師さんだったら「冗談じゃない」って思いますよね?
元々の入職日で入っていたら、初日のオリエンテーションはきちんと織り込まていたんですから。
入職日をずらすことは、法人に大きな迷惑をかけるばかりか、新しい職場でのあなたの受け入れ体制も大きく揺るがせてしまうので要注意です。
社会人経験、コンサルタント経験を通して感じることは、入職日をずらす人は早期で退職するケースが多い!
始まりもルーズならば、仕事もルーズといいましょうか。
やはり始まりの日はとても大切ですから、良い印象でお互い気持ちよく迎えられる体制を整えていきましょうね。