看護師としての気遣い
看護師は、患者さんの命を預かる仕事です。特に、入院している患者さんは、急変することにより命を左右することもあることから、ちょっとした変化に気づくことができる洞察力が必要になります。普段から患者さんを観察し、ちょっとした変化を見逃さずに記録、報告することにより、患者さんの治療をよりスムーズに進めていくことができます。
幅広い年齢の患者さん
小児科病棟などの看護師を除いては、看護師は様々な年齢層の患者さんと関わります。若年層の患者さんもいれば、高齢の患者さんもいます。また、患者さんだけでなく、患者さんの家族にかかわることもあります。看護師として、どんな年齢の人とも上手にコミュニケーションを取ることができるスキルも必要とされます。普段から人と話すのが好きな人や、人間関係を上手に築くことができる人は、患者さんや家族からも信頼され、頼られる看護師になる傾向があるようです。
最初はうまくいかなくても、看護師として経験を積むにつれて、患者さんや看護師さんとのコミュニケーションもうまく取れるようになるでしょう。
看護師も人間
看護師は、人の命を預かる仕事であることから、ミスは許されない仕事でもあります。しかし、看護師も人間であって、どんなに気を付けていても間違いを起こしてしまうことはあります。日ごろから確認を怠らないことも大切ですが、万が一ミスをしてしまった時には、ミスのことで落ち込むのではなく、自分のミスを認めて適切な対応をすることが大切です。ミスから逃げないことが、看護師としての責任でもあるのです。
常に学ぶ姿勢
看護師の仕事は、経験を積むにつれて要領よく仕事をこなすことができたり、ちょっとしたことに気づくことができるようになります。しかし、どんなにベテランの看護師でも、完璧ではありません。新人看護師時代だけでなく、経験を積んでからも看護師として常に学ぶ姿勢が大切なのです。