看護師業界は狭い!!

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日本看護協会の発表によると、平成25年度の看護師総数は1,634,119名。
全国に1,634,119名もの看護師がいるんです。これってすごく大きな数ですよね。

もちろん潜在看護師や退職後の看護師人数も含めての数字なので、現役で活躍している看護師は7割以下なのかもしれません。

47都道府県で単純割しても、1都道府県あたり34,768名。
人口あたりで言えば、1%程度。
1日すれ違う人の数を考えれば、結構な頻度で看護師資格を持っている人にすれ違っているんだろうな~なんて思ったりしています。

前置きが長くなりました。
これだけの看護師資格を持った人が存在しているにもかかわらず、看護師業界ってすごく狭いと感じませんか?
看護師をしていると、いかに看護師業界が狭いものか痛感していらっしゃることでしょう。

 

近くの病院には知り合い看護師ばかり

住んでいる市区町村に、どれだけの病院があるでしょう。
地方の市区町村には、唯一1ヶ所なんて病院もあると思いますが、東京を中心に大都市圏には病院が多く立ち並んでいます。

転職先を考える時に、通勤圏内は大切ですからどうしても近くの病院を転職先として考えますよね。
それに病院のタイプは急性期、慢性期、療養、精神など…領域に分けると、病院の数はある程度限られてきます。
考えることは皆一緒。

ずっと精神科で働いてきたら、次の病院も精神科を選びたくなります。
急性期なら急性期を選びたくなります。

そう選ぶと、次の転職先には必ずといっていいほど自分の病院から転職した人や、学生時代の知人がいます。
それが気の合う人なら問題ないですが、ちょっと苦手な人や上司だったらどうしますか?
また転職前は後輩だった看護師が、転職先で先輩になっていたら?
考えだしたらキリがないです。

つまり…

転職した先には、九分九厘知り合いがいると思った方がいい!ということ。
もしそれが嫌ならば、全然検討違いのエリアで探すしかありません。

看護部長同士は必ずつながっている

看護部長の付き合いって、結構蜜ですよね。
同じ自治体内にある病院は、看護部長会でほぼほぼ顔見知り。

また事務長会もあるそうで、事務長同士の行き来も頻回なんだそうです。
隣の看護部長も事務長もつながっている。

これって、すごいことだと思います。
だって、一般企業が隣の同業とつながっているか…と言われれば、それは数少ない会社同士の話。
医療業界の繋がりの濃さを知り、最初は驚きました。

看護部長、事務長が情報共有をするメリット。
それは日進月歩の医療業界では非常に大きなメリットを生むのでしょう。しかし幹部が仲が良いと…

転職をした場合に、あなたの情報が漏れてしまうリスクがゼロではないということ。
もちろん「◯◯さんがお宅の病院から面接を受けにいらっしゃったんだけど…どんな方?」と聞いたら、完全に個人情報を漏洩させているのでNGです。

でもきっと、女性の会話の中でこんな話が出ないとは考えられません。
具体的にこういった話を聞くことはありませんが、原因不明の不採用通達が来ると…こんな会話がなされているのではと疑う気持ちになります。

逆も然り。
隣の病院だからこそ、スタッフを引き抜いたと思われると禍根を残すということで、◯◯病院さんからの転職者は受け入れられないのよ~ということもあります。
ウソのような本当のはなしで、こういった不採用理由は少なくありません。

またあなたが過去に一緒に働いた看護師、同時期に看護学校に通った看護師にあなたの情報を聞いている可能性もあります。
変な辞め方や、何かの噂になるようなことは控えてください。看護師業界はとても狭いです。

 

 

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