クリニックとママさんナース

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看護師の求人の多くは病棟、介護施設。
ハローワークを見ていると、病棟、施設、訪問看護あたりが多く見かける求人でしょうか。

ママさんナースの方は、働き方は日勤のみを選ぶ方多いですよね?
病棟、施設などは土日祝もシフト制ですから、土日祝または日祝休みの求人を探すとクリニック、訪問看護が出てくることでしょう。

そこで今日は、クリニックで働くということ…について、考えてみたいと思います。

 

働き方は日勤常勤がメイン

クリニックは、診療時間は日勤帯のみですから…おのずと看護師さんの働き方も、日勤のみとなります◎
よくあるクリニックの診療時間だと水曜午後・土曜日午後、日曜、祝日休診…こんな感じでしょうか。

半休をくっつける形ですが、4週8休+祝日がお休みといえますね★
更にクリニックの場合、ゴールデンウィークやお盆、年末年始は1週間~9日程度の大型連休になることが多い!!
なかなか病院で大型連休を取得するなんてできませんから、お休みに関しては大きな魅力がありますね。

診療時間は、一般的には18時頃までのことが多いので、家庭との両立もしやすいでしょう。
しかし都心部を中心に、会社帰りのサラリーマン相手にするクリニックですと、20時頃までを診療時間としているクリニックもあります。
診療時間が長いと、診療開始時間が後倒しになっていたり、シフト制なんてケースも。
その分給与は高いことが多いので、時間に制約がない看護師さんは都心部の診療時間が遅いクリニックを探してみるのも良いかもしれません。

クリニックで働くメリットは?

先にもお話したように、年間休日数が多いこと。
また働く時間が日勤帯のみなので、家事、育児と両立しやすい時間帯といえるでしょう。

実際自分が受診してみると、ママさんかな~と思う年齢層の看護師さんがたくさん活躍していますよね★
自宅近所にも必ずクリニックはありますから、就業先の多さ…も1つの魅力といえましょう。

 

クリニックで働くデメリットは?

メリットもあれば、デメリットもある。

実はクリニックは、デメリットも多くあるんです。
休日数は多いですが、通常の診療日に有給はなかなか取得できないことです。
限られたスタッフ人数でやっているため、1人1人の替えがきかないですよね。するとお子さんの熱発などで突然のお休みを申し出ると、院長にあからさまに嫌な顔をされたり、お子さんをクリニックのベッドに寝かして仕事をする…なんて話は、数多く耳にします。

また給与面、福利厚生が整っていない就業先が多いです。
クリニックは個人病院…よりも小さい組織ですから、厚生年金、退職金はじめとする福利厚生が整っていないケースが大半です。
しかし中には、クリニックを複数箇所運営する法人もあるので、こういったところを選ぶと福利厚生面は充実していることあります★

給与については、年収360~400万程度が目安です。給与が高いクリニックには、何かしら理由があると思ったほうがいいです。(診療時間が長い、土日祝も診療している、業務が多岐に渡るなど…)
給与へ臨床経験があまり反映されないことがあるので、「思ったよりも給与が低い!」なんてこともよくある話。
更に院長の好みで、経験問わず給与が違う…こういった話も多いですから、そこはご愛嬌!と思う気持ちのゆとりも必要です。

 

日勤常勤=クリニック
こんなイメージがあって、出産後の復職先としてクリニックを希望する看護師さんは多くいらっしゃいます。
しかし実際は常勤だと子育てに理解を得られるのが難しいのも、クリニックの特徴です。
病棟のように、他の看護師さんも多くいる職場だと突然のお休みも協力し合えます。実はクリニックは、時間などの自由がきく看護師さんのほうが合う環境なんです。

クリニックによっては、院長との関係性が難しいなんて話もよく聞かれるので…
小さい組織には、小さい組織なりの人間関係の大変さがあるってことですね。

働き方、給与、仕事内容など改めて考えてみた上で、クリニックを選択するのか、病棟などを選択するのか考えていただければと思います。
病棟はハードすぎる…というイメージの看護師さんも多いですが、家庭と両立できる環境がある病棟、施設もたっくさんあります!
家庭との両立をしながら、看護師としても働く。そんな欲張りな看護師さんが増えることを願っております。

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