医療業界にも、様々なオープニングスタッフの募集があります。
中でも介護施設はとにかく新規オープンを街中でよく見かけますよね。
介護施設も看護師常駐がセオリーになりつつありますから、看護師の求人って着々と増えていますよね。
介護施設、クリニック、病院。
様々なオープニングスタッフの募集がありますが、オープニングスタッフって実際どうなんでしょう?
オープニングスタッフのメリット
何よりも魅力なのは、スタッフが全員そこの職場でスタートであること。
介護施設、病院だと、近隣のホームや法人内から中核になるスタッフは異動してきます。
しかし現場で働くスタッフの大半は、新規採用のケースが多いです。
古い病院に入ると、勤続〇十年の大先輩(というかお局さん!?)がいらっしゃって、古くからのやり方を踏襲して、さらにはしっかり派閥を作っている…
なんて、あるあるの話。
新規募集だと、人間関係のしがらみがないという点が何よりの魅力ですよね~。
それに全員がイチからの研修になるので、スタートラインが同じなのはうれしいもの。
かつて同期がいた新卒時代のように、年齢は違えど同期がたくさんいるような気持ちで仕事に挑めますね♪
オープニングスタッフのデメリット
全員イチからだからこそ、作り上げていかなければいけない大変さ。
マニュアルはない、やり方はみんなが持ち合ったものを1つずつ精査して、オリジナルを作っていかなければなりません。
やり方が統一されていないのは、正解がないとも言えます。
物品がどこにあるか分からない、やり方が決まっていない…すべてが模索状態の中で、患者様を向き合うのは非常に困難で、ストレスがたまることです。
管理者も慣れていないと、誰に何を相談してよいものかもわかりません。
それに相談しても、的確な回答が得られる場合だけでもありません。
こんなボロボロの組織で働けない!と、オープニングで入職したスタッフは、少なくない人数が見切りをつけて退職していくものよくある話。
オープニングで働く看護師さんに是非とも言いたいこと。
それは新規オープンから3年は組織が脆弱だから大変だ!と思って、覚悟を決めて入職してもらいたいと常々思っております。
どのような施設にオープニングが多いか
一番は介護施設と、訪問看護でしょう。
訪問看護は大手の企業が新規で店舗を出店するところから、個人の看護師さんが独立する、病院が新たなステーションを開設するなど様々。
在宅医療の必要性のあおりを受けて、在宅系の職場はとても増えています。
次いでクリニック…
クリニックは、ドクターが独立の際に看護師を引き連れて独立するケースが多いので、オープニングといっても人間関係のしがらみが実はあった!なんてことも。
規模や内容を見極めて選ぶことをお勧めします。
病院で最近多いと感じるのは、都心部のリハビリテーション病院。
特に23区内は数年前まで回復期リハビリテーション病棟の病床数が非常に少なかった。
そこでリハビリテーションに特化した病院を展開するグループが、ここぞとばかりに新規病院をオープンさせています。
もちろん既存の法人が、新たなリハビリテーション病院を開設したり、新たな病棟としてオープンさせたりするケースも増えております。
どのような職場種類でオープニング募集を探したいのか、常に情報収集しておきましょう。