希少な求人について

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希少な求人を希望している看護師さん、いらっしゃいます。

おそらくご本人は希少な希望と思っていないのですが、我々コンサルタントから見ると「それはちょっと難しい希望ですね…」と思えるもの。参考にしてみてください。

 

救命センター

救命センターは、大学病院をはじめとする三次救急の病院にはほぼほぼ備わっています。
二次救急指定の病院ですと、大半は救命センターはありません。(救急外来はありますが)
二次救急の病院でも、三次救急にに近い重篤な救急を取っている、救急受け入れをウリにしているなど、大学病院等に準ずる救急搬送をしている病院ですと救命センターの部門があります。

つまり…
救急を取っている病院=救命センターではありません
一次救急、二次救急の病院の大半は、救急外来は外来と兼務していることが多いです。
夜間帯に救急外来に看護師1名配置していれば、立派なもの。病棟と兼務して、夜間帯の救急搬送に対応することが多いので…
救命を希望の看護師さんは、意外と救命の求人探しは苦戦されるのではないでしょうか?

更に救命は希望者も多く、他病棟で空きを待っている病院もザラにあります。

小児科病棟

本当に少ないですよね、小児科病棟がある病院って…

市民病院でさえも、最近は小児科病棟を単科で持っている病院は数えるほどです。そもそも市民病院でも小児科のドクターが退職して、小児科外来が廃止になった…なんて言われる時代ですものね。
小児専門病院、大学病院でもない限りは小児科病棟自体にお目にかかる機会がないのは当然という時代です。

小児科を希望している看護師さんは、そもそも病棟数がないので求人自体もありません。
転職を考えていらっしゃる際には、やりたいことを優先するのか、希望を変えても転職するのか…極端に言えば、そういった視点で転職について考えていただいたほうが良いかと思います。

ただ大学病院や小児専門病院以外に探すのであれば…
例えば循環器などの専門病院には、小児循環器病棟があったりします。より専門性が高くなってしまいますが、こういった探し方も1つの手です。

 

緩和ケア病棟

緩和ケア病棟がある病院は、「○○県 緩和ケア病棟」と検索すると、自治体で緩和ケア病棟を開設している病院を取りまとめているページが見つかります。
ぜひどのこの病院に緩和ケア病棟があるのか、ご参照ください。

救命センター同様、緩和ケアも少ないので他病棟で緩和ケア病棟の空き待ちをしている看護師さんも多いです。
最初から緩和ケア病棟配属を希望されると、転職活動が難航することが多いです。

最近は在宅で終末期専門にやっている訪問看護ステーションや、終末期や難病を受け入れている介護施設も増えてまいりました。
緩和ケア病棟で働きたいのか、終末期をケアしたいのか…
改めて自分の看護観を向き合っていただき、転職条件を考えてみましょう。実は緩和ケア病棟にかぎらずとも、あなたのやりたい看護が見るかることもたくさんありますよ★

 

産婦人科病棟希望の看護師

助産師は産婦人科病棟に配置されている…これは、誰しもわかること。
最も、最近お産の取りやめで助産師も以前に比べてあぶれているようで…一般病棟に配属されている助産師さんもいるようです。

そんな中、産婦人科病棟配属希望の看護師さんはなおさら厳しい状況です。
いずれ助産師を取得したい!と熱心に思っている方でも、なかなか産婦人科病棟で看護師の枠は空きません。

総合病院ですと、看護師はほぼ他の病棟に回されてしまうので、産婦人科単科の病院を選ぶのは1つの手段です。
産婦人科病棟しかないのですもんね!

また産婦人科は病院ばかりではなく、有床クリニックもあります。
少し視野を広げると、選択肢も広がるのが産婦人科求人です。

 

いくつかまとめてみました。
皆さんの希望はいかがですか?難しい希望と思っていても、探し方を少しだけ変えてみると選択肢が広がることも。

改めて転職条件の棚卸しを行ってみませんか?

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