転職の年齢制限はあるの?

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転職しよう、転職しようと思っているうちに、いつしか月日が経過していませんか?

新卒から3年目、5年目、10年目あたりが転職を考える節目だった方も多いのでは?
また女性特有の結婚、出産、介護などが転職の大きな節目になりますよね。

そろそろこれからのキャリアを考えようと思った時に、ふと思うこと。
私の年齢で転職できる先ってあるのか…?ということ。

 

転職適齢期は?

近年は求人広告に年齢制限の記載をしてはいけませんから、◯才までとあからさまに書いた広告は見なくなりましたよね。
でもいかにも若い看護師や、20代の看護師が活躍中!なんて書かれたら、応募しにくいものです。

大学病院・公的病院は40歳まで

大学病院は新卒採用が基本です。
3年目までの看護師さんが大勢いて、管理職が30代後半から…という年齢層。
よって、40歳くらいになると管理職の経験や認定看護師などを持っていることがプラス評価になります。

公的病院は、以前こそ35歳まで!と大々的に謳っていた面もありますが、7:1の看護基準が導入されて以来、看護師年齢も大幅に引き上げられ現在は40歳前後までは採用している傾向が多くあります。
もっとも都心部の公的病院は新卒看護師、20代の中途看護師が集まることもあり、多少年齢の制限は厳しめ。

大学病院、公的病院ともに経験の加算が10年目以降加速度的に高くなることもあり、コスト面を考えても若い看護師を採用したいというのが大きな理由とも言えるでしょう。

療養病院は50代もOK?

療養病院は、延命治療を目的としている病院は少ないです。
医療度高めの療養病院も最近は増えてきておりますが、まだ自然の形で看取るタイプの療養病院が多いのも事実。

救急入院や、急激な容態変化が続く急性期病院に比べると、飛躍的に落ち着いた環境です。
それもあって、年齢の幅は広め。主な年齢層も40~60代という療養病院も少なくないです。

ママさんナースは子育て、家事との両立を希望して入職される方も多いですよね。
比較的年齢層広めなのが、療養病院の魅力です。
今までの急性期での経験を活かしてケアができたり、知識を活かすことができるでしょう。

バリバリ勉強していたいという看護師さんには不向きかもしれませんが、ライフワークバランスや年齢を気にしている看護師さんには比較的オススメなのが療養病院です。

 

年齢に厳しい業界は?

病院は年齢制限があるといっても、病棟の種類を選び過ぎなければ、転職の際も年齢制限に引っかかることは少ないでしょう。

しかし年齢に厳しい業界もあるんです。
それは、美容クリニックです。

美容クリニックと聞いて想像すると…
若い受付の方、看護師が揃っているイメージはありませんか?

それは想像やイメージ通りで、看護師の平均年齢は30歳くらいの美容クリニックが大半です。
医師も40歳前後までの若い方が多いのです。

美容クリニックの場合、臨床経験は問わないところが多いので、1年目で病院をドロップアウトした看護師さんも意外と多いんです。
それが良いか悪いかはその後のキャリア次第といえますが、美容クリニック側の考えでは20代の看護師が3年くらい働いてくれて、結婚時に退職というサイクルで採用を考えているようです。

美容クリニックの中には、50歳の看護師さんが活躍しているなんて職場もあります。
どこにあるのか?なかなか外からは見えにくいでしょうから、美容に詳しいコンサルタントに相談してみましょう。
ただ数としては正直多くないので、きちんと見極めて転職活動をしていきましょう。

 

転職なんてせずとも、定年まで勤続できる病院に勤めていらっしゃれば・・・それは一番幸いなことです。
人間関係も仕事も、落ち着いて働いていられるということですから。
時には面白くないことも、辛いと思うこともあるでしょう。
でも転職したら、それだけ心身、金銭面も含めた苦労があるものです。

転職と年齢は、医療業界のみならずどこの業界でも言えること。
20~30代が転職でも一番ニーズがあるのは、どこの業界も共通です。ただ経験してきたこと、プラスの資格を取得したことは必ず意味があります。
次のステップを見据えた仕事ができるといいですね♪

 

 

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