掃除も事務も看護師の仕事

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今まで病棟で長く勤務してきた看護師さん。

外来と言えば、クリニックのお仕事を想像しませんか?
自分や家族のかかりつけは、地域のクリニックであることが多いですよね。
かかりつけのクリニックで見ている、同業の看護師さんのお仕事がクリニックでの主な看護師の業務だって思いますよね?

もちろんおっしゃる通りですが、実は隠れた仕事もあるのです。

 

朝は掃除から

病院では、クリーンスタッフが専属に採用されています。(派遣であることも多いですよね。)
シーツ交換や、病棟内の細かい清掃は看護助手さんが行っていることも多いです。

ではクリニックは、誰が掃除してくれるのでしょう?
それは…院長を除く全員で掃除するのです!!当たり前ですか?(笑)

医療事務さん然り、看護師然り。みんなです。

もちろんクリニックって、そんな大きな業務スペースではないですから、4人、5人で掃除をしたら、サクっと終わります。
でも今まで職場の清掃を隅から隅まで毎日したことありますか?
結構カルチャーショックだとおっしゃる看護師さんが多いです。

お会計も看護師の仕事

医療事務さんが採用されているクリニックは、点数計算、お会計は事務の方が行ってくれます。
ただ看護師が兼務できれば、医療事務をわざわざ人件費をかけて採用する必要もないですから。

転職希望のある看護師さんが、どうして転職したいか?と聞いて、おっしゃっていた退職理由。
患者様のお会計も看護師さんが行うが当たり前…ということに、看護業務に専念できないし、忙しいし、覚えることが多いから続けられない…
ってことでした。

でもクリニック内においては、看護師は看護師であって、事務であって、清掃する人であって、要は何でも屋さんでいなければいけないのです。

院長(つまり上司)が指示したことは業務として行うんですから。
掃除もお会計もなんでもこい!というオールマイティーな方には、オススメです。
しかし今まで看護業務だけ行ってきた…と、看護師として守られてきた看護師さんには解せない環境だろうなって思います。

それぞれの看護観もあってのことですから、誰が悪いわけではありません。
ただそれぞれの組織に必要とされる力、能力色々ありますから。無理して合わせる必要はありません。

あなたを必要としている病院、施設はまだ他にもあるのでは?
経験を活かせる職場があるのでは?

家の近く=クリニック。
日勤常勤=クリニック。
定時で終われる=クリニック。

なんて思っていたら、大間違い。
改めて本当にクリニックや外来で働きたい希望を、きちんと見直してそこにどんな環境にも動じない理由があるか考えてみてくださいね。

 

 

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