看護師と医療ミスの関係

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

現場で起きる医療ミス

看護師の仕事をしている人の中には、医療ミスを恐れている、という人も多いのではないでしょうか。常に患者さんの名前と書類の名前を確認し、患者さんに指示された薬や点滴をするのが看護師の仕事です。しかし、看護師も人間です。どんなに間違えないようにと気を張っていても、時には何らかの理由で間違えてしまうこともあります。

新人の看護師は、ベテラン看護師の指示のもとに仕事をしていることもあるので、指示に従っていれば間違えることもほぼないでしょう。しかし、経験を重ねると看護師としての責任も大きくなり、間違えないように気を張っているだけでなく、新人看護師の指導もしなくてはいけません。そんなことから、仕事中は気を張っていて、ストレスを抱えてしまう看護師もいるようです。

医療ミスは命に関わることもある

ちょっとした点滴や薬の間違いでも、場合によっては命に係わることもあります。それほど大事なことであることから、医療ミスの予防は、現場で働く看護師が気を付けるだけでなく、医療ミスに至らないための病院のシステムが整っていいる必要があるのです。例えば、点滴をする前に、一人の看護師だけでなく、ふたりの看護師が確認をしてから点滴を投与するなど、医療ミスが起きないためのマニュアルが必要なのです。
現場で働く看護師は、ミスをしないように気持ちをしっかりもって仕事に取り組むことと同時に、こういった病院の規則を守ることもとても大切です。

医療ミスが起きてしまった場合

患者さんにとっては、病気を治療するために病院に通院したり、入院をしています。しかし、そんな中で医療ミスが原因で症状が悪化してしまうのでは、病院に来たことすら後悔してしまうこともあるでしょう。医療ミスは起きないのがベストですが、万が一起きてしまった場合には、ミスをしてしまった看護師と病院の両方からのケアが必要となります。

また、医療ミスをしてしまったナースは、ミスが怖くて仕事ができなくなってしまうこともあります。万が一病院で医療ミスが起きてしまった場合には、間違えてしまった看護師を責めるのではなく、正しいケアをする必要があります。

看護師は人間なので、ミスをすることはあるということ。病院でのミスは命に係わることもあるので、してはいけないものですが、してしまったことを悔やむのではなく、これから先、医療ミスをしないためにはどのようなことができるのか考えることがとても大切です。

また、医療ミスは看護師ひとりの責任ではありません。医療ミスが起きてしまうということは、病院のシステムを見直す必要もあります。医療ミスが起きてしまった場合には、看護師の仕事を見直し、新しいマニュアルを作るなどの対策が必要になるでしょう。

看護士の医療ミス

PAGE TOP