専門看護師って何？
看護師の中にも様々な種類があり、その中のひとつに看護師と呼ばれるものがあります。専門看護師とは、より高いレベルの看護を提供することができるように、がん看護や老人看護など、特定の分野において知識をもって看護をしていく仕事になります。専門看護師になるためには、専門看護師認定審査に合格する必要があります。好きな分野を選んで奥深い知識を使って看護の仕事をすることができるので、看護師の仕事の中でも特にやりがいも高い仕事です。
専門看護師の具体的な仕事内容
専門看護師になると、具体的にどのような仕事をすることになるのか見てみましょう。
☑個人や家族に対して卓越な看護の実践。
☑看護職を含めたケア提供者に対するコンサルティングと相談。
☑患者さんが必要なケアを受けることができるように、現場をコーディネーションする。
☑個人や家族、働く人の権利を守るための問題解決。
☑現場の看護を向上させるための指導。
☑より高い看護を提供できるために、専門情報に耳を傾ける。
求められるスキル
専門看護師の仕事内容を見てみると、患者さんの看護以外にも様々な仕事内容があるのがわかります。患者さんの看護にもコミュニケーション能力は求められますが、専門看護になると、患者さんや家族だけでなく、現場で働く人材を把握して調整する仕事も加わってくることから、高いコミュニケーション能力と周りからの信頼が求められます。
現場にどのような問題があり、どのように解決するのか導いていくためにも、冷静に正しく状況把握し、問題解決を出していく洞察力も必要になります。時にはストレスを抱えることもあるかもしれませんが、経験を積むにつれて、より高いやりがいを感じることができる仕事です。
専門看護師になる方法
専門看護師になるためには、1年に一度行われる専門看護師認定審査に合格する必要があります。試験を受験するためには受験資格をそろえる必要があります。専門看護師を目指したいという看護士は、早い段階から受験資格を知り、自分に足りない資格をそろえていくようにするとよいでしょう。
☑保健師、助産師、もしくは看護士の資格を所持していること
☑看護系大学院修士課程修了者で、専門看護師教育過程基準の所定の単位を取得していること。（26単位）
☑実務経験が5年以上あること。
