退職時期について考える

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こんにちは。
現役看護師転職コンサルタントのハチです。

4月になり、新天地で活躍されている看護師さんも多いのではないでしょうか。
受け入れる側の看護師さん達は、教える立場としてバタバタしている時期。「私は、いつ転職しよう」なんて、改めて思っていませんか?

転職ハイシーズンは?

年間を通して、転職のハイシーズンは4月入職。
3月の年度末に退職し、4月から新天地へ移る方が一番多いです。

大学病院、公的病院はじめ年度末しか退職が許されていない病院もありますね。
3月末にしか退職させてもらえないルールはあるけど、強行突破する!!という看護師さんもいらっしゃいますが…それはそれで現場からは大ヒンシュクを買うわけです。
もっとも、退職する方にしてみると現場のヒンシュクなんて関係ない!という気持ちが正直なところかな(汗)
年度末じゃないと退職できないなんて各病院のローカルルールであって、でどこまで守ればいいの?と、看護師さんから相談いただくこともあります。

私がいつもお答えしているのは「退職したいのは、労働者の自由意志だから別に病院のルールに完全に沿う必要はない。ただある日突然職場に行かないのは社会人として絶対にしてはいけないこと。きちんと退職の意思は伝えてください。」とお話します。

飛ぶ鳥跡を濁さずなんて言いますが、よく言ったものです。退職するときに、全く跡を濁さないなんてことは難しいと思った方がいいです。そんな性善説を真に受けて残る人たちに気を遣いすぎると、転職なんてできません。
厳しいことを言うようですが、残る人へ気を遣うのではなく、最小限の迷惑で収まるように転職をすることを考えましょうね。
最小限の迷惑…というのが、各病院のローカルルールの退職日まで設けられた期間なわけです。
年度末が退職期限なのであれば、年度末に退職する方がスムーズに退職できるということ。

 

なぜ年度末退職がいいの?

それは単純な理由。
大病院は、4月に大量の新卒採用を予定しているから。以上です!

・・・・・・・・・・・・なんて、少し寂しい理由ですよね。でもそれが病院側の本当の理由であることも間違いのない事実。
年度末退職がいいのは、皆さんのキャリアの問題ではなくて病院側の都合が大きいんですね。

加えて言えばプリセプティ、委員会、看護研究。色々な役割が山ほどあって、年度途中に抜けられないように手かせ足かせがある。
年度末にようやく各種の役割から足を洗えるから、すっきり退職できるのも年度末。
まぁ確かに、両者にとって年度末は1つの区切りである…とすっきりまとめましょう。

退職を引き止められたらどうすればいいの?

病院はあれやこれやの理由をつけて、退職交渉を回避させるような話をすることでしょう。
退職者を出すことは、上席(上司)の評価にも関わることです。(嫌な話ですけどね。)

先にもお話したように、無理に年度末まで居て辛い思い、身体への負担があるならば、別に病院のローカルルールを無理に守る必要もないと私は思っています。
もし年度末まで働くことで無理が生じるようならば、きちんと退職交渉をしましょう。

各病院のローカルルール(就労規則)よりも、優先されるのは民法です。
厳密に言えば色々規定はありますが、退職の意向を口頭ないしは文面で伝えた日から最短でも16日、最長でも46日程度となっています。
つまり、1ヶ月~2ヶ月程度で退職できるように民法では規定されています。
法律を盾に退職交渉に入るのは、最初から戦闘態勢というもの。退職交渉の相手も人間ですから、うまく気持ちを伝えていきましょう。

 

 

byハチ

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